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2013.08.19

交響曲第1番

8月13日、
りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)で
東京交響楽団のコンサートを聴いた。

佐村河内守(さむらごうち・まもる)作曲の
交響曲第1番「HIROSHIMA」、
指揮は大友直人さんだ。

佐村河内さんについては、
NHKスペシャルや金スマで
取り上げられたので
ご存知の方も多いと思う。

現在全ろうの状態でありながら
絶対音感だけを頼りに
作曲活動を続けている。

(詳しくはこちら

「HIROSHIMA」のCD売上は
10万枚を超え、クラシック界では
異例の大ヒットだそうだが、
CDに収録されたのが
今回の大友×東京交響楽団の演奏で、
それが新潟で聴けることを知った。

もともと「りゅーとぴあ友の会」の
会員優先のコンサートだったが
一般の人もチケットが買えるとのことで、
これは行ったほうがいいと思い、
チケットを購入した。

購入時、窓口で
「佐村河内さんご本人は
来場しませんがよろしいですね」と
念を押されたが、

なんと急遽来場が決定!

演奏後、彼は促されてステージに上がり、
大友さんと熱く握手を交わした。

ここでテレビのドキュメンタリーだと
「演奏も、観客の万雷の拍手も
彼には全く聞こえないのだ」
と、音声オフになるところだろう。

自分が作った曲を演奏するオーケストラを
聴くことができない、
観客の拍手も聴くことができない、
…彼はどんな思いで
それを受け止めているんだろう。

帰り道、しばらく考えていたが、
そのうち気がついた。

佐村河内さんは
観客に手を振ったり
手話で「ありがとう」と言ったり、
お辞儀をしたりしていた時
少しも暗い表情はしていなかった。

拍手は聞こえないけれど、
拍手をする人々や
その表情は見えている。
自分の作る曲が
多くの人の心を打ったことがわかる。

そして、
「自分は間違っていなかった」と
実感できる。

もしかしたら今まで
「聞こえないのに作曲なんて無理だ」と
言われてきたかもしれないが、
そんな自分の歩む道が
間違っていないと確信できるのだ。

それは嬉しいことであり、
自信になるだろう。

私たちの拍手が
多少は佐村河内さんの
エネルギーになったのかな。

すごく暑い日だったけれど
来てくださってありがとう。

=====

【追記】2014年2月5日

ここでも取り上げた「HIROSHIMA」など
佐村河内さんが作ったとされる主要な楽曲は
別の作曲家が作ったものだった、と
佐村河内さんの代理人の弁護士が
発表したそうです。→@niftyニュース

残念です。

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